- ガスコンロを5年~10年使用している方
- ガスコンロの調子が悪くなってきた方
- ガスコンロの買い替えの目安を知りたい方
ガスコンロが古くて調子が悪い、それでも使用を続けているということはありませんか?
僕は、10年以上ガス会社に勤務する、現役のガス会社社員です。

コンロが古くなったから、買い替えた方がいいかな?
お客様から、こんなことをよくたずねられます。
古いコンロや不具合が起きているコンロは、どういった基準で修理または、買い替えの判断をするべきなのでしょうか?



使用年数を考慮した上で、ガスコンロの状態を見て判断します。
- テーブルコンロの場合で5~7年
- ビルトインコンロの場合で約10年
テーブルコンロは5~7年、ビルトインコンロは10年で、定期的に点検・買い替えが目安とされます。
この記事では、ガスコンロの寿命について、買い替える目安について解説しています。
ガスコンロの寿命とは?


ガスコンロには、置き型のテーブルコンロと埋め込み型のビルトインコンロがあります。
寿命は異なり、ビルトインコンロの方が寿命は少し長いです。
テーブルコンロの寿命


テーブルコンロの寿命 5~7年
テーブルコンロは、賃貸物件に多い、コンロ台に据え置いて使用するタイプのガスコンロになります。



設置も簡単で、自身で取り付けることができます。
寿命が5~7年と比較的短いため、安価なコンロを短い年数で交換するのもアリです。
ビルトインコンロの寿命


ビルトインコンロの寿命 約10年
ビルトインコンロは、システムキッチンにはめ込んで使用するガスコンロになります。
ビルトインコンロで、お手入れがしっかり出来ていて、状態が良い場合、10年以上は問題なく使えます。
使用環境などにより、20年近く使えることもあります。
10年を過ぎると部品供給がなくなるため、故障のタイミングで部品がなければ、
本体ごと交換する他ありません。
僕が見てきた中では、25年同じコンロを使っている方が最長でした。



交換させていただきましたが、まだ使えると思えるほど状態は良かったです。
ガスコンロは使用何年で取り替えしている?


寿命について、ある時期販売した、ガスコンロの使用年数を調べてみました。
テーブルコンロ25台、ビルトインコンロ30台を抽出して、取り替えしたタイミングでの使用年数をチェックしました。
テーブルコンロの取り替え時期


テーブルコンロが故障して、取り替えるまでの期間は、このようになりました。
毎日コンロを使用する家庭を選んで検証しています。
- 5年以内…3台
- 6年…8台
- 7年…6台
- 8年…3台
- 9年以上…4台
6~7年で取り替えをする方が多いようです。
テーブルコンロで10年以上使っている方はほとんどいないことが特徴です。



実際には、使用頻度も関係しますね。
ビルトインコンロの取り替え時期


ビルトインコンロを取り替えるまでの年数は、以下の通りです。
- 5年以内…3台
- 10年以内…10台
- 10~12年…12台
- 12~15年…3台
- 15年以上…2台
10年~12年間の使用が一番多い結果になりました。
ビルトインコンロの方が高価なので、修理をして長く使う傾向があることも、取り替えまでの年数に関係していると思います。



おおよそ寿命とされている年数ですね。
ガスコンロの寿命のサインは?


- 使用中、変な音がする
- 炎が赤い
- 炎が揺れている
- 炎がまばらになっている
- 1度で着火しない
- 火力調整ができない
- ガスの臭いがする※要注意
- 鍋底がすすで黒くなる※要注意
こういった症状に2つ以上当てはまれば、買い替えを検討する時期になります。
特に、鍋底がすすで黒くなる場合は不完全燃焼を起こしている可能性があるため要注意です。
使用を中止してガス会社へ連絡しましょう。



不完全燃焼で発生する一酸化炭素は、少量でも吸い込むと、頭痛やめまいを起こす可能性があります。
2008年以前のガスコンロは買い替えを


ガスコンロに記載されている年式を確認して、2008年より以前に製造されたコンロの場合は、注意が必要です。
2008年以前に製造されたコンロには、『SIセンサー』と呼ばれる安全装置がついていません。


- 風などで火が消えた場合にガスを遮断する「立ち消え安全装置」
- 火を消し忘れた場合、焦げ付く前に消火する「消し忘れ防止装置」
- なべ底の温度が上がりすぎると火を弱めて加熱し過ぎを防ぐ「過熱防止装置」
保安の強化により、2008年以降のコンロには、すべてSIセンサーがついています。
2008年以前のコンロをお使いの場合は、SIセンサーがないため、安全面を考慮して取り替えをおすすめします。
SIセンサーがない、2008年以前のガスコンロは、火を消し忘れてしまった場合にも火が消えません。
そのまま使用していると、万が一の場合、火事につながるなんてこともあります。
2008年以前のガスコンロは早めに交換を検討しましょう。


買い替えと修理


長年使っているコンロは火がつかないだけではなく、事故や火事になるリスクもあります。
不調を感じたら、そのまま使用せず、点検・修理を依頼しましょう。
修理をする場合には、次の点に注意が必要です。
10年近く使ったガスコンロは、1つの箇所を修理したとしても、別の箇所が故障する確率が非常に高いです。



修理したばかりなのにまた故障…。
使用年数が10年近いガスコンロに関しては、取り替えを考える方が、結果としてお得になることもあります。
ガスコンロを長持ちさせるには?


ガスコンロを長持ちさせるためには、日頃からの清掃・お手入れが重要です。
吹きこぼれなどはすぐにふき取りましょう。
汚れの中でも、吹きこぼれた食材に含まれる塩分がサビや腐食の原因になります。
バーナーまわりの取り外すことができるパーツは、取り外して水で丸洗いしましょう。
掃除方法についてはこちらで詳しく解説しています。
新しく買い替えをする場合には、お手入れのしやすいガスコンロを選ぶことをおすすめします。
最新のガスコンロは、天板やごとくなど汚れにくい形や素材になっています。
グリルプレートで汚れを軽減
グリルにはグリルプレートを入れて使用することにより、掃除の手間がかなり省けるようになります。


魚焼きグリルの内部に入れて使用するプレートのことです。フタ付きで、閉められるためグリル庫内がほぼ汚れません。
使わない場合と比べて、99.9%(メーカー調べ)の汚れをカットすることができます。



本当に汚れないの?
もし、「グリルプレートの効果なんて信じることができないよ」という方は、この記事でチェックしてみて下さい。
安く買い換える方法





費用も気になります。
ガスコンロを安く買い換える方法は、
ネット(楽天・Amazon)で本体を購入することです。
販売業者は大量に仕入れて配送することにより、ガス会社ではありえないほど安い金額で販売しています。
ただし、ビルトインコンロを取り替える場合は、有資格者が工事を行う必要があります。取り付け工事が含まれているガスコンロを購入または、ガスコンロ本体のみ購入して、取り付けを別で依頼する必要があります。
安く買い替える方法については、こちらでくわしく解説しています。
古いガスコンロの処分


新しくガスコンロを買い替えたときに、古いガスコンロの処分もしなくてはなりません。
火気をともなうため、危険物と考えられるガスコンロは、粗大ゴミでは処分出来ないと思っていませんか?
実際は粗大ゴミとして、処分もできます。
もしまだ使える状態であればリサイクルショップに引き取ってもらえることもあります。



きれいに使っていれば買い取ってもらえるかも!
ガスコンロの処分方法についてはこちらで詳しく解説しています。
さいごに


ガスコンロの寿命は使用の年数も関係しますが、長持ちさせるためには、日々のお手入れが大切です。
お手入れしやすいガスコンロに取り換えして、長く使えるようにきちんとメンテナンス等していきましょう。
その上で、不具合が起きた場合には、使用年数を目安に取り換えを検討しましょう。
ビルトインコンロやレンジフードなどの取り替えは、東京ガスの機器交換サービスがおすすめです。



東京ガスの電気・ガスを使用していないという方でも、どなたでも利用することができます。
- ガスコンロ
- 給湯器
- レンジフード
- トイレ
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自分に合った商品や仕様決めのアドバイスなどのご相談やお見積は何度でも無料でできます。



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ガス器具や住宅設備は、面倒な現地調査なしで、写真を送るだけで見積りが確認できることもポイントです。
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ちなみに、リフォーム会社比較サイトの「ホームプロ」「リショップナビ」はどのエリアでも対応しています。
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