- ガスコンロの掃除が面倒…
- こびりついた汚れの取り方を知りたい
- 重曹水と洗剤の使い分けが面倒な方

ガスコンロの掃除って面倒だなあ。
そんなことを考えたことはありませんか?
現役のガス会社社員のさなぎです。
仕事柄、ガスコンロの取り替えの際など、掃除をすることが多々あります。
ガス会社で10年以上勤務している私は、ガスコンロを掃除する洗剤や便利グッズは、数えきれないほど試してきました。
その中で最もおすすめな洗剤が、キッチンマジックリンです。
どこにでも売っている洗剤で、値段は安いにも関わらず、洗剤はこれ1本でガスコンロの汚れすべてを掃除可能です。
※焦げには対応できないことがあります。
この記事では、ガスコンロの掃除の仕方や、頑固にこびりついた汚れを簡単に掃除する方法について解説します。
用意するもの


キッチン用のマジックリンです。(緑色のもの。トイレ用・風呂用と間違えないようにしてください。)
これ1つで天板から五徳、バーナーキャップまでキレイにお掃除できます。
いろいろな洗剤を使って試してみましたが、油汚れにはこれが効果的でした!
ホームセンター等どこにでも売られており、値段もお手頃なこと、手にいれやすさも考慮しています。



泡ジェットタイプもあります。


掃除に必要な道具


- スポンジ
- メラミンスポンジ
- 雑巾
- 歯ブラシ
- つまようじ
- 鍋
- ドライヤー
- お掃除棒(割りばしにキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで止めたもの)
これさえあれば掃除が簡単になります。
ただ、そろわない場合はマジックリン、スポンジ、歯ブラシだけでも問題ありません。
掃除する頻度は?


ガスコンロの掃除をする頻度は、可能であれば、毎日です。
「正直毎日は…」という方は、天板の汚れだけでも毎日使用後にふき取っておくだけでOKです。



それすら面倒…
という方でも、最低限これくらいの頻度で掃除しておくと良いです。
- 天板…月に1回
- ごとく…週に1回
- バーナーキャップ…週に1回
- 排気カバー…週に1回
ごとくやバーナーキャップの汚れは焦げ付くと、非常に掃除しにくいため、週に1回は掃除しておきたいです。



天板は汚れの取れやすい材質を使用しているため、多少放置しても、汚れは落ちます。
天板の掃除方法


天板の汚れの取り方を軽度の状態から4段階で解説します。
- キッチンマジックリン
- 雑巾
- キッチンペーパー(なくても可)
- ドライヤー
- スポンジ
これらを用意して、汚れの程度ごとに掃除法を解説します。
新しい半固体の油汚れ
調理後の温まっている状態の汚れは、マジックリンをかけた後、雑巾やキッチンペーパーなどで簡単に落とすことができます。
調理後すぐは、熱を持っているため、雑巾などが焼き付くことがあるので、少し冷ましてから掃除していきます。
あまり冷ましすぎると、汚れが固まってしまうので注意してください。
時間が経って固まった油汚れ
調理をしてから時間が経った油汚れは、熱を加えて温めることにより、汚れが取れやすくなります。



この理由で、油汚れは冬場よりも夏場の方が取れやすいんです。
ドライヤーで、汚れを直接温めた後に、マジックリンをつけて濡れた雑巾で汚れを落としていきます。
こびりついた頑固な油汚れ
汚れて固まった汚れにはマジックリンを浸け置きしていきます。
まんべんなく天板にかけた後、5分ほどそのまましておきます。



長時間置きすぎると、変色や天板自体が傷んでしまうため、5分ほどにしておきましょう。
汚れが少しづつ浮いてくるので、その後スポンジでこすることできれいになります。
油汚れは酸性の汚れです。
アルカリ性のマジックリンを使うことで、中和作用をおこし、汚れを落とします。
焦げつき


焦げ付いた汚れには、重曹を使用して掃除をすることで、きれいにすることができます。
重曹の濃度で使い分けることができ、主にこのように使用します。
- 重曹スプレー(濃度薄い)
- 重曹ペースト(濃度濃い)
万能な重曹スプレーは、油汚れや焦げに使用できます。
重曹ペーストはピンポイントで焦げを取りたい場合に使用します。
重曹を使った焦げの掃除方法はこちらで解説しています。
五徳の掃除方法


- キッチンマジックリン
- スポンジ
- 歯ブラシ
五徳は水で丸洗いした後、マジックリンを全体にかかるようにかけていきます。
その状態で5分ほど浸けておくと、泡が出て汚れが浮いてくるので、スポンジや歯ブラシで軽くこすります。
バーナーキャップの掃除方法


- キッチンマジックリン
- 歯ブラシ
- つまようじ
全体を水洗いした後、マジックリンを吹きかけて、使い古しの歯ブラシですみずみまで掃除します。
それでも取れない隙間は、つまようじで削り取っていきます。



マジックリンを吹きかけておくだけでほとんどの汚れは落ちます。
こすらずに掃除したい方には


こすらない五徳・バーナーヘッドの掃除には、鍋を使用します。
しつこい汚れ・焦げも煮沸することにより、こすらずにきれいに汚れを落とせます。
- いらない鍋を準備する
- 鍋に五徳などの部品を入れる
- 火にかけて沸騰させる
- 沸騰したら弱火にする(泡立ち防止)
- マジックリンをペットボトルのフタ2杯分入れる
- 10分~20分ほど煮沸する
- 水で洗い流す
これを片方ずつ行うと、五徳とバーナーヘッドの掃除は完了です!
※ただし、ステンレス五徳の焼き色については、汚れでないので落とせません。


ごとくは、部品として新しく交換できるため、焼きが気になる場合は、交換するというのも手です。


排気カバーの掃除方法


- キッチンマジックリン
- スポンジ
同じく水洗いの後、マジックリンをかけてスポンジで掃除していきます。
排気カバーはごとくほど汚れる部分ではないので、週に一回程度のお掃除ぐらいで良いかと思います。
一度汚れてしまうと、掃除が面倒なため、あらかじめ排気口カバーを取り付けることもおすすめです。
排気口カバーをつけておくことにより、汚れを大幅に減らすことができます。
おすすめの排気口カバーについてはこちらで解説しています。
魚焼きの掃除方法


- キッチンマジックリン
- スポンジ
- お掃除棒
魚焼きグリルは1番掃除が必要な所です。
特に下皿の油は必ずキレイにしておかないといけません!



下皿の油は、溜まったまま調理することにより、発火することがあるため、使用前に取り除いておきましょう。
また、網部分がとても洗いづらく、汚れが固まると取れなくなるので、使用後すぐにスポンジで洗う習慣をつけておきましょう!
スポンジや雑巾では届かない箇所はお掃除棒を使用して掃除をする必要があります。



グリルは汚れた状態で放置してしまうと、洗いづらいこともあって、掃除が非常に大変です。
- ラ・クック(パロマ)
- ココットプレート(リンナイ)
グリル専用調理器具もグリル庫内が汚れず、おすすめです。
メーカーごとの商品になるため、それぞれのメーカーに合ったものしか使用できません。
ラクックとココットプレートについてはこちらで解説しています。
まとめ


掃除方法を色々と紹介してきましたが、ガスコンロ掃除で最も大切なことは、汚れた時点ですぐ拭き取ることです。
今回の掃除方法等は、こびりついてしまった場合の方法です。
汚れをこびりつかせないことを優先していくことにより、お掃除の手間がかからなくなります。
面倒でもこまめに掃除が大切です。