- ガスコンロの調子が悪い方
- ガスコンロの部品が劣化してきた方
- 古いガスコンロをお使いの方
ガスコンロの部品が劣化して、掃除しても汚れがなかなか取れない。なんてことありませんか?
僕はガス会社で10年以上働いている現役のガス会社社員です。
見た目も悪いですが、ごとくがボロボロになっていたり、バーナーキャップが劣化することで、ガスコンロの火もつきづらくなります。

改善するために、掃除をされている方がいますが、あまり意味がありません。
劣化している場合には、掃除を頑張るよりも部品を新品に交換してしまう方が早いです。
部品は、自分で交換することができ、値段もガス会社から購入する場合と変わらないので、ネットで買って交換をおすすめします。


焼き網やグリルの受け皿も購入出来ます。
この記事では、ガスコンロの部品交換についてや、部品交換の際の注意点について解説しています。
交換可能な部品



自分でも交換できる部品と、交換できない部品があり、判断のポイントはネジを外すか否かが基準になります。
交換する際にネジを外す必要のある部品は、ガス会社に交換を依頼しましょう。
以下の部品は自分で交換が可能です。
- バーナーキャップ
- ごとく
- 排気口カバー
バーナーキャップ


バーナーキャップは、点火すると炎が出る部分でガスの通り道になります。火花がガスに着火する部分で、劣化すると火がつきにくくなることがあります。


バーナーキャップの穴が詰まることで、炎が小さくなったり、不完全燃焼が起きることにより、一酸化炭素などの有害物質が発生する可能性があります。
取り替えは簡単で、古いバーナーキャップを上に引き抜いて新しいものを取り付けるだけです。
※錆びて固まっている場合は、ガス会社に連絡して交換してもらいましょう。変形してしまうと、新しいバーナーキャップが入らなくなります。
ごとく


ごとくは、バーナーの上にある部品で、鍋やフライパンなどの調理器具を乗せる場所です。
火力の集中や長年の使用によって、ごとくが変形したりすることがあります。
劣化したごとくは、調理器具が不安定になったり、熱が均一に伝わらなかったすることがあります。
取り替えは古いごとくを取り外し、くぼみに合わせて新しいごとくを乗せるだけです。
排気口カバー


排気口カバーは、そんなに劣化する部品ではありませんが、油が飛んでベタベタになります。
掃除がおろそかになる部分で、意外と危険です。
以前、この部分の掃除を全くしておらず、油が溜まっているご家庭で、グリル内部に落ちた油に引火して、ボヤ騒ぎになったことがあります。
こびりついてしまった場合は、新しく取り替えてしまいましょう。
排気口カバーは、載せてあるだけなので、入れ替えるだけです。
部品交換をおすすめする理由


部品の交換をおすすめする理由は次の通りです。
- ガスコンロの故障を防ぐ
- ガス代を節約



早めに交換するのが◎
ガスコンロの故障を防ぐ


ガスコンロの部品交換は、故障を防ぐための重要な作業です。
定期的に清掃をするとともに、古くなった部品を交換することで、故障を予防することが出来ます。



バーナーやバーナーキャップなどは劣化が早いため、定期的な交換が必要です。
故障を予防し、トラブルを未然に防ぐため、古くなった部品は早めに交換しましょう。
ガス代を節約できる


ガスコンロは、正しい使い方をしていても、劣化するため部品を交換することが重要です。
部品交換により、ガスコンロの燃焼効率が向上し、ガス代の節約につながります。
定期的な点検やメンテナンスにより、長期的に節約が期待できます。
部品の交換における注意点


部品交換などの作業をする場合には、ガス栓を閉めて、ガスの供給を止めておく必要があります。
不測の事態にも対処できるよう、必ずガス栓を閉めて作業をしましょう。
純正部品を使う必要がある


ガスコンロの部品は、純正の部品を使用することが非常に重要です。
部品の交換や修理を行う場合には、メーカーが推奨する部品を使用する必要があります。
純正品以外の部品や、異なるモデルの部品を使用すると、動作が不安定になったり、ガス漏れなどが発生することがあります。
安全のためにも、修理や交換を行う際には必ず純正の部品を使用するようにしましょう。
メーカーから購入する正規の部品のこと。
汎用品と比べ、割高になる傾向があります。
正しい交換方法を実施することで、ガス漏れや火災などのリスクを減らすことができます。
部品交換後に点火試験をする


交換後には点火試験を行い、他にも問題がないか確認しておきます。
古いコンロの場合には、点火試験をして確認しておくことが大切です。
確認を怠ると、部品の交換完了後に、別の悪い部分が見つかることがあります。



交換した後に別の部品の不良が見つかることも多いですね。
交換に必要な手順を把握しておき、必要に応じて取扱説明書を確認しましょう。
部品はネットで購入


ガスコンロの部品は、通販サイトで簡単に購入することができます。



値段もガス会社から購入する場合とほぼ同額です。
ごとくやバーナーキャップなど、さまざまな種類の部品が取り扱われています。
分解が必要な部品の交換は、故障や事故につながることもあるため、プロに交換を依頼しましょう。
分解せずに、自分でも交換できる部品は主にこちらの部品です。
値段も製品によって変わるものでもないため、おおよそこれぐらいの金額です。






その他、汁受けなどの部品もネットで購入することができます。
部品の購入ページ
リンナイ・パロマ公式の部品購入サイトでも、部品の購入ができます。
リンナイ部品公式ページ
リンナイスタイル
パロマ部品公式ページ
パロマプラス
交換前には掃除を


ガスコンロの部品交換を行う前に、まずはコンロの掃除をすることが重要です。
不具合の原因が「ただ汚れていただけ」ということもあるため、掃除をすることで、部品交換が必要なくなる場合もあります。
先に掃除をしておくことで、部品の交換時に汚れが邪魔にならず、作業もスムーズに進みます。
掃除の方法は、ガスコンロの天板や前面パネルの汚れを拭き取り、バーナーキャップやグリル周りを外して掃除を行います。




掃除は定期的に行うことで、コンロの故障や事故の予防にもつながります。



掃除の頻度によって部品の劣化具合が違います。
さいごに





ガスコンロを長持ちさせたい場合や、キレイな状態を保ちたい場合には、早い段階で部品の交換をおすすめします。
変形した部品や汚れが取れなくなった部品を使用していると、故障や事故の原因になることもあるため注意が必要です。
前述の通り、天板を外して交換する部品については、ガス会社やメーカーに交換してもらうようにしましょう。