- ガスコンロがピーまたはピピッと鳴る
- 液晶部分に数字が点滅して火がつかない
- 音が鳴る原因を知りたい
- 音が鳴る場合の対処法を知りたい
ガスコンロから突然「ピピッ」「ピピピ」「ピー」と音がすると、
「故障した?」「このまま使って大丈夫?」と不安になりますよね。
ガスコンロの電子音は、電池切れや点火ミス、点火ボタンの戻し忘れ、タイマー・安全機能の作動などを知らせていることが多く、音が鳴ったからといって必ずしも故障とは限りません。
ただし、ガス臭い、煙が出ている、炎の色や燃え方がおかしい場合は、点火やリセットを繰り返さないでください。
火や電気のスイッチには触れず、安全にできる場合はガス栓を閉め、ガス会社へ連絡しましょう。
この記事では、ガス会社で働く私が、「ピピッ・ピピピ・ピー」という音が鳴る主な原因と止め方を症状別に解説します。
まずは次の早見表から、現在の音や表示に近い症状を確認してみてください。
ガスコンロの音と原因・止め方の早見表
| 音・状態 | 主な原因 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| ピピッ・ピピピと一定間隔で鳴る | 点火ボタンの戻し忘れ、操作の通知 | 押されたままの点火ボタンがないか確認 |
| ピーと鳴って火がつかない | 点火失敗、電池切れ、ガス供給停止 | 電池ランプ、ガス栓、バーナーキャップを確認 |
| 火が途中で消えて音が鳴る | 立ち消え安全装置の作動、汚れ | バーナー周辺が濡れたり汚れたりしていないか確認 |
| 音と一緒に数字が点滅する | エラーコードの通知 | 表示された数字と取扱説明書を確認 |
| 操作していないのに鳴る | 点火ボタンの戻し忘れ、タイマー通知 | すべてのボタンとタイマー表示を確認 |
| 確認しても繰り返し鳴る | 部品や機器の不具合 | 使用を中止してメーカー・ガス会社へ相談 |
音が鳴ると液晶部を確認

ガスコンロからピーやピピッなどの音が鳴る場合には、前面パネルの液晶部を確認してください。
液晶がついていないタイプ

液晶がついていないタイプのコンロは、ピーという音でエラーを知らせます。
電池交換ランプが点滅しますが、原因がどこなのかということまでは判別できません。
ガス屋が見ると、おおよその原因はわかりますが。
液晶がついているタイプ


液晶がついているタイプのコンロには、ピーと言う音と一緒にエラーコードが表示されます。
エラーコードは問題が発生した場合に、
どこの部位でどんな問題があるかを知らせてくれる機能です。
メーカーによって表示は変わりますが、このように表示されます。例)-1、11が点滅
メーカーごとの部位はこちらです。
リンナイ
-1 標準バーナー
-2 小バーナー
-3 大バーナー
-4 グリル
パロマ
-1 標準バーナー
-2 小バーナー
-3 大バーナー
-4 グリル
点滅して表示されるので、-1 点滅 11 のような表示です。




ピーとなる場合の多くのケースで06、11、12のエラーが出るのではないでしょうか?
昨年、1年間のコンロ修理で訪問した履歴を調べてみると、表示されたエラーコードの7割ほどがこの3つでした。
そのため、この3つのエラーについて解説することにします。
ピーと音が鳴る原因と対処法


ガスコンロがピーとなる場合の原因や自分で出来る対処法について解説します。
以下のことを試してみて下さい。
電池切れ
まず、考えられる原因は電池切れです。
電池が切れると、ガスの供給が出来ないため、火がつかず06(電池切れ)のエラーが表示されます。
電池交換ランプが点灯していれば確実です。
交換ランプがついていないのにも関わらず、電池が切れていることもあります。
電池を交換してください。
電池が入っている電池BOXはテーブルコンロで手前左側、ビルトインコンロは前面パネルの裏側にあります。




※電池ボックスの位置は機種によって異なるため、不明な場合は、取扱説明書を確認してください。
汚れや取り付け不良による点火の失敗
部品の取り付けがきちんと出来ていないと、火がつかずピーと音がなります。
特に、バーナーキャップが浮いていたりすると、火花がきちんと飛ばないため、点火しません。
方向や、位置をしっかりあわせて部品を取り付けましょう。


バーナーキャップは、取り付けた際に動かすと、少し遊びがある場所が、正しい位置です。
ガスの供給が出来ていない
次に考えられることがガスの供給が止まっていることです。
この場合のエラーコードは、11(火がつかなかったエラー)です。



ちゃんとガス代払っているのになぜ?
ガスメーターの安全装置だと思うよ。
ガス料金の支払いをきちんとしていてもガスの供給が止まることがあります。
ガスメーターの安全装置でガスが止まってしまうケースです。
- ガスをいつもより多く使用した場合
- 長時間使用した場合
- 地震が起きたとき
- ガスが漏れた場合
この場合は、ガスメーターの復帰作業をしてガスを使える状態にしなくてはなりません。
ガスメーターの復帰方法については、こちらでくわしく解説しています。
※ただし、ガス臭い場合や、遮断した原因が分からない場合は、自分で復帰操作をせず、契約しているガス会社へ連絡してください。
火が途中で消えて音が鳴る
ガスコンロの火が途中で消えて、ピーと音が鳴る場合は、以下のような原因が考えられます。
立ち消え安全装置の作動


立ち消え安全装置に炎が当たっていない場合も、ピーとなって火がつきません。
この場合エラーコードの12(途中で火が消えるエラー)が表示されます。
ふきこぼれなどで、汚れていると、火があたっていても感知できません。
汚れをきちんと掃除することにより、改善します。
ピピッ(ピピピ)となる場合の対処法
ピピッ(ピピピ)となる場合の原因は、点火ボタンが押されたままの状態になっていることです。


火は調理タイマー機能により自動で消すことが出来ますが、点火ボタンを元に戻すことはできません。
例えば、コンロのタイマーを、5分後に自動で消火するように設定したとします。
5分後には火は自動で消えますが、点火ボタンは自動では戻りません。
そのため、戻っていないことを知らせるためピピッという音が鳴ります。
この状態になっている場合には一定間隔でピピッと音がなります。(メーカーによってはこの音が、ピピピ・ピーピーピーとなることもあります。)
点火ボタンを戻すことにより、症状が改善されるため、音が消えます。
ガスコンロを使っていないのに音がする


まれにガスコンロを使用していないのに、音が鳴ることがあります。
原因は上記の理由と同じで、点火ボタンが押したままになっていることです。
点火ボタンを戻すことで改善します。
1分おきにピピッもしくはピピピ・ピーピーピーと鳴っていると思います。
ガスコンロの故障かもと思ったら?


ガスコンロから普段聞いたことのない音が鳴ると、故障かもと思うことがあるかもしれません。
しかし、音が鳴る場合の原因として、点火の失敗や、点火ボタンを押したままになっている状態など、簡単に改善できることがあります。
故障を疑う前に、今回ご紹介した改善方法を試してください。
上記のことを試しても改善されない場合は、ガスコンロの故障が考えられます。ガス会社やメーカーに連絡して修理してもらいましょう。
使用年数が経っているコンロに関しては、買い替えも含めて検討する必要があります。
ガスコンロの寿命はテーブルコンロで約7年、ビルトインコンロで約10年です。
想定される使用年数以上の使用をしていると、思わぬトラブルに発展することがあるため、注意が必要になります。
ガスコンロの寿命についてはこちらでくわしく解説しています。



