- ガス給湯器のお湯が水になる
- 途中で水になる原因を知りたい
ガス給湯器のお湯が途中で水になったことはありませんか?
僕はガス会社で10年以上働く現役のガス会社社員です。
実はガス給湯器のお湯が途中で水になる原因は、
おおよその場合、
- 途中でリモコンの電源がオフになった。(電源を切った。不具合により電源がオフになった。)
- ガスが遮断した。
- 冷水サンドイッチ現象が起きた。
- 給湯器の故障
これらが原因です。このうち、給湯器の故障以外の原因の場合は、自分で改善することが可能です。
この記事では、ガス給湯器のお湯が途中で水になる場合の原因と対処法について解説します。
給湯器のお湯が水になる原因と対処法

ガス給湯器のお湯が水になる原因は、いつくか考えられますが、簡単に自分で出来ることから解説していきます。
リモコンがオフになった
リモコンコードの接触不良などによりリモコンの電源が切れることで、お湯が水になります。
給湯器の仕組みは簡単に言うと、水を給湯器を通してお湯にするものです。
電源が入っていないと水を温めることが出来ないためお湯になりません。
また、家族の誰かがリモコンをオフにしてしまい水になるケースがあります。

リモコンがONになっているかを確認すること
不具合によりリモコンにエラーコードが出ている
給湯器の不具合により、エラーコードがリモコンに出ていることがあります。
エラーコードには、業者にしか対応できないものもありますが、自分で改善出来るものも意外とあります。
代表的なものは、
「111」ガス供給エラー
ガスの供給を確認すること
「888」点検お知らせ
手順に従い解除する
これらのエラーコードは上記の方法で簡単に改善することができます。
ガスが止まった
- お湯を出しっぱなしにする、
- ガスコンロの火をつけたままにする、
- ガスファンヒーターを長時間使用した。
などの原因で、ガスメーターが遮断しガスが止まることがあります。
その場合、途中で水になります。
ガスメーターを復帰させて再度お湯を出し直すことで改善します。



可能性は低いですが…
冷水サンドイッチ現象
故障ではありませんが、冷水サンドイッチ現象が原因で途中で水になっていることがあります。
冷水サンドイッチ現象とは、お湯を出した時に、
熱いお湯が出る→水になる→適温のお湯になる
というように、温度が安定しない現象のことです。





シャワーを使っていて、一度止めて、再度使う場合に起こるものです。
対処法
シャワーのお湯を出す場合に、すぐには体にかけずに、しばらく出してから浴びるようにすることで対策できます。
「Q機能」と呼ばれるお湯と水の量をコントロールすることで、冷水サンドイッチ現象を起こさない機能がついている給湯器に替えてしまうのも手です。
給湯器の故障
給湯器の故障によって途中で水になる場合があります。
自分で改善できるエラーコード「111」「888」以外が表示されることがあり、業者に依頼して修理する必要があります。
業者を呼ぶ前にチェックするポイント


業者を呼ぶ前に以下の点をチェックしましょう。
リモコンをチェック
リモコンの電源が入っているか?液晶にエラーコードは表示されていないか?などをチェックします。
リモコンがオフになっていれば電源を入れ直すことにより改善することがあります。
ガスの供給をチェック
エラーコードの「111」が表示されている場合はガスの供給が遮断されていることがあります。ガスメーターで遮断している場合は、復帰作業をする必要があります。
給湯器本体をチェック
その他給湯器の本体をチェックします。
その際こんな症状が起きている場合は、業者に連絡して点検を受ける必要があります。
- 排気口が黒い
- 異音がする
- 給湯器から煙が出ている
お湯が途中で水になる症状に加え、上記の異変が起きている場合は給湯器自体の寿命も考えられます。
ガス給湯器の寿命は約10年と言われており、
10年を過ぎると、いつ故障してもおかしくありません。



交換費用の準備もしておく必要があります。
ガス給湯器の寿命については、こちらの記事で解説しています。
さいごに


ガス給湯器のお湯が水になる原因は、給湯器の電源がオフになった・ガス供給の問題・冷水サンドイッチ現象・給湯器の故障のいずれかです。
電源の問題は、スイッチを入れ直す。ガス供給を確認する。
冷水サンドイッチ現象は、仕様のため使い始めはお湯を浴びずに、少し待って使用する。
故障の場合は、チェックリストを確認しつつ、業者に連絡して修理をする。



10年を過ぎている給湯器に関しては、買い替えも検討する。

