- ガスコンロのコゲが落ちない
- 重曹を使ったガスコンロの掃除法を知りたい方
- 掃除に強力な洗剤を使用したくない方
ガスコンロのお手入れに悩むことはありませんか?
毎日使うガスコンロは、油や吹きこぼれによりすぐに汚れてしまいます。
ガスコンロは熱を持つため、少しの汚れを放置しただけでも、コゲついてしまうことがあります。
そして、コゲついた汚れはなかなか落ちません!

簡単に落とせる方法ないの?
ガスコンロの頑固なコゲつきは、重曹を使用することにより、簡単に落とすことができます。
重曹は、以下の方法で使用します。
- 重曹水としてスプレーにして使う
- 重曹ペーストにして使う
油汚れや軽いコゲつきは、重曹水をスプレーして使用し、頑固なコゲつきには、重曹ペーストを使用します。
この記事では、重曹を使用した、効果的なガスコンロの掃除方法を紹介します。
準備するもの


ガスコンロの掃除をする前に準備するものは次の通りです。
- 重曹
- お皿もしくはボウルなど
- 計量スプーン
- 霧吹き
- 雑巾



家にあるものでOKです。
重曹水を使った掃除法


重曹水は、油汚れや軽度のコゲつきに使用できます。
スプレーで吹きかけて使用することにより、効率的に汚れを落とすことができます。
重曹水の効果は中和作用
ガスコンロの表面に、油汚れやコゲつきがある場合、重曹を水と混ぜて重曹水を作り、それを汚れた部分にスプレーします。
しばらく放置した後、柔らかい布やスポンジでこすり洗いすると、汚れが浮き上がります。
重曹水はアルカリ性で、酸性である油汚れに中和作用が働くことにより、汚れを簡単に落とすことができます。
重曹水の作り方


重曹水は、重曹(炭酸水素ナトリウム)を水に溶かした液体です。
重曹水は多くの家庭で、掃除や料理などに使われます。以下は重曹水の作り方です。
- 重曹(炭酸水素ナトリウム)
- 水
重曹水を作る手順
- 清潔な容器を用意します。
容器の大きさは、作りたい重曹水の量に合わせて選んでください。 - 容器に水を注ぎます。
水の量は、作りたい重曹水の量によって調整してください。一般的には、1リットルの水に対して大さじ1杯の重曹を使用します。 - 重曹を少しずつ水に加えながら、よくかき混ぜます。
重曹が完全に溶けるまで、混ぜながら作業してください。重曹を一度に大量に加えると、溶けにくくなります。



少量ずつ加えるのがポイントです。
重曹が完全に溶けきったら、重曹水の完成です。
重曹水を使用したガスコンロの掃除手順


上記で、作成した重曹水を使用して掃除をします。
ガスコンロの表面を乾いた布やスポンジで軽く拭きます。
これによってガスコンロの上の大部分のゴミや汚れを取り除くことができます。
スポンジや布を重曹水に浸し、汚れた箇所にしっかりと塗ります。



特に、頑固な油汚れがある場合には、しばらく放置しておくと効果的です。
重曹水を塗った箇所を、スポンジや布でこすります。
頑固な汚れには、少し力を入れてこすりますが、ガスコンロの表面を傷つけないように注意してください。
メラミンスポンジは汚れが取れますが、やりすぎると、塗装やコーティングをはがしてしまうことがあります。
こすり落とした後、別の布やスポンジを使って、重曹水を十分に洗い流します。
水で洗い流す際には、ガスコンロの部品や点火部分に水が入らないように注意してください。
最後に、ガスコンロをきれいな布で拭き取り、自然乾燥させます。
点火する前に完全に乾いていることを確認してください。
注意点と使用上のポイント


ガスコンロのメーカーやモデルによっては、掃除方法や注意事項が異なる場合があるため、取扱説明書を確認しておきます。
作成した重曹水は、掃除に使ったり、臭いの除去や柔軟剤代わりに使ったりすることができます。
使用する前に目立たない箇所で必ず試し塗りを行い、使用に影響がないことを確認してください。
重曹は一般的に安全なものですが、目や皮膚に直接触れたりすると危険な場合があります。



使用時は注意し、目や皮膚に付着した場合には、十分に水で洗い流してください。
重曹ペーストを使った掃除法


重曹ペーストは、頑固なコゲつきに使用します。
軽い研磨剤の役割もできるため、汚れ落ちにも期待ができます。
重曹ペーストの特徴と効果
重曹ペーストは、ペースト状にして使用するため、汚れに対しピンポイントで乗せることができ、たれないことも特徴です。
以下の2点も特徴です。
- 高い洗浄力
- 研磨効果が高い
高い洗浄力がある
重曹は、炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ、優れた洗浄効果を持っています。
重曹ペーストは汚れや頑固なコゲつきに対して効果があります。



強力な洗剤なしで、コゲを落とすことができるため、強い薬剤を使用したくない方にもおすすめです。
研磨効果が高い
重曹の微粒子は、硬度が比較的低く、優れた研磨効果を持っています。
重曹をペースト状にすることより、ガラス、陶器、ステンレス鋼などの表面を傷つけずに汚れを取り除くことができます。



優しく研磨できることが特徴です。
重曹ペーストの作り方


- 重曹(炭酸水素ナトリウム)
- 水
- 適量の重曹をボウルや容器に入れます。
使用する量は、大さじ1~2杯程度が適切です。 - 少量の水を重曹に加えます。
最初は少量の水を加えて混ぜ、徐々に水を加えていきます。ペースト状になるまでよく混ぜます。



混ぜる際には、均一なペーストができるように注意してください。
必要に応じて重曹や水を追加して、ムラができないよう、適切な濃度となるまで調整してください。
重曹ペーストを使用した掃除手順


上記で作成した重曹ペーストを使用して、掃除をします。
作成した重曹ペーストをガスコンロのコゲついた箇所に塗ります。



コゲつきがひどい場合は、しっかり塗り込むことが大事です。
塗った後、水をスプレーしておきます。
重曹ペーストを塗った後、しばらく待ちます。
重曹の反応と浸透に時間がかかることがありますが、10~15分待つと効果的です。
スポンジやブラシなどを使用して、汚れやコゲをこすります。
こする際には、優しく行うようにし、素材によっては傷をつける可能性があるため、注意が必要です。
ペーストが乾いてしまった場合は、水をスプレーして、湿らせつつ掃除します。
重曹ペーストを使用した後は、しっかりと洗い流すことが重要です。
残留した重曹は白く残り、表面に粉をつける可能性があります。水や濡らした布を使用して、ペーストを十分に洗い流しましょう。
掃除後にはガスコンロを乾かします。
白残りした場合には、濡らした雑巾などで拭き取ります。
注意点と使用上のポイント


重曹ペーストを使用する際には、以下の点に注意する必要があります。
使用する素材の確認
重曹ペーストは多用途に使用できる掃除剤ですが、一部の素材には適さない場合があります。
特に、デリケートな表面や染料のあるものには注意が必要です。



使用前に、掃除したい素材を確認するため、目立たない箇所でテストしてください。
力の入れすぎに注意
重曹ペーストを使用してこする際には、力を入れすぎずに優しく行いましょう。
硬いブラシやスポンジを使用する場合にも、適度な力をかけるようにしましょう。
頑固な汚れは煮る


重曹ペーストを使っても取れない汚れや、取り外すことのできるバーナーキャップ・ごとくは、鍋に重曹を入れて煮ることにより、汚れを簡単に落とすことができます。
- 鍋(変色することがあるのでアルミ製はNG)
- 水
- 重曹
- ゴム手袋
重曹で煮る掃除手順
重曹を入れて煮る場合の掃除手順は以下の通りです。
鍋に水1ℓあたり、大さじ2杯をめやすに重曹を入れて、鍋に火をかけ過熱します。
重曹を過熱後に入れると、あふれることがあるため、水の状態のときに入れておきます。
沸騰したらバーナーキャップ・ごとくを鍋に入れ10~20分ほど中火で煮ます。
煮た後お湯が冷めるまで2時間ほど放置します。



ただ放置して待つだけです
冷めたバーナーキャップ・ごとくを取り出したらスポンジやたわしでこすって汚れを落とします。
ただ煮た状態でも汚れは落ちますが、擦ることによりきれいになります。
※取り出す際は手荒れ防止のため、ゴム手袋をすると良いです。
清掃したバーナーキャップ・ごとくを水でしっかり流してから乾燥させます。
この際きちんと乾燥させていないと、取り付け後に火がつかないことがあります。
ガスコンロ清掃の際の注意点


掃除を行う前に、ガスコンロの電源を切ることやガス栓を閉めておくことを忘れないでください。
部品を取り外す際には、力加減に注意して、ゆっくりと丁寧に行ってください。
また、取り外した部品を戻す際には、正しい位置に取り付けたことを確認します。



これらの手順で清掃することで、ガスコンロをきれいに保つことができます。


操作パネルや点火ボタンは、水分が直接内部に入らないように注意してください。
油汚れや頑固な汚れがある場合は、洗剤を使って拭き取ります。(アルカリ電解水を使うと汚れが取れやすいです。)
さいごに


重曹水と重曹ペーストは、コゲついたガスコンロの掃除に効果的な洗剤です。
これらの自然な洗剤は環境に優しく、安全性も高いため、小さな子供のいる家庭でも使用できます。
さらに、重曹水と重曹ペーストを活用することで、汚れがを防ぐことができ、ガスコンロの効率を高め、安全性を保つことができます。
ガスコンロを清潔にして、快適に料理する環境を作りましょう。