- 古いガスコンロを使っている
- ガスコンロの買い替えを検討中
- デリシアとリッセの違いを知りたい
リンナイのビルトインコンロにデリシアとリッセがあります。
僕はガス会社で10年以上働く現役のガス会社社員です。
デリシアとリッセは見た目こそ似ているように見えますが、機能などに違いがあります。

デリシアは高価で、より高級モデルのため、リッセにプラスして機能が搭載されています。
デリシアにあり、リッセにない機能は、コンロのオート調理、鍋無し検知機能、ザ・ココットが使える点などです。
逆に、リッセにある機能で、デリシアにない機能はありません。
天板の色や素材などに違いはありますが、使い方がシンプルになって、価格を抑えたモデルです。
この記事では、リンナイのデリシアとリッセの違いや、おすすめできる方について解説します。
ビルトインコンロとテーブルコンロ

ガスコンロには、テーブルコンロとビルトインコンロがあり、それぞれ取り付け方法などが異なります。
置き型のテーブルコンロと、埋め込み型のビルトインコンロと考えるとわかりやすいかなと思います。
テーブルコンロ

置き型のコンロで、オレンジや、薄ピンクのゴムホースをつないで使用します。
通常の使用でもホースが見える位置にあるのが特徴です。
ビルトインコンロ

埋め込み型のコンロで、専用ホースはコンロ下の扉を開けた所にあります。
デリシアとリッセはビルトインコンロで、今回はビルトインコンロについての比較記事です。
デリシアとリッセの違い

デリシアとリッセの違いは以下のようなものです。
リッセでは使えず、デリシアのみで使える機能をまとめてみました。
- ザ・ココットが使える
- 鍋なし検知機能が使える
- コンロでオート調理ができる
- 土鍋自動炊飯モードが使える
- ステンレスごとくを選べる
- 電池式(3V)と電源式(100V)を選べる
デリシアでのみ使える機能

リッセとデリシアの違いは、主にこれらの機能が使えるかという点です。
デリシアで使える、リッセにない機能は以下の通りです。
ザ・ココットが使える

デリシアでは、深型のグリルプレート
「ザ・ココット」が使用できます。
深さが11cm程あるため、調理できるメニューも広がります。(ココットプレートは深さ5cm程度)

こんなメニューが作れます。
- 無水調理
- 低温調理
- 蒸し料理
- 煮もの調理
- パン・ケーキ
- オーブン調理
- 解凍


デリシアの同梱品は、ザ・ココット、ザ・ココットラウンドのいずれかに加えてココットプレート、さらにトースト・ピザプレートです。
購入時に、ザ・ココットまたはザ・ココットラウンド(無水調理鍋)のどちらかを選ぶことになります。
出典:リンナイ
鍋なし検知機能が使える
鍋を置かずに火をつけようとすると火がつかない安全装置です。
コンロを同時に使う際に服の袖口に引火することを防止することができます。





3口のうち奥の小バーナーは鍋を置かずに使えます。
コンロでオート調理ができる(+Rも使用可)


グリル部分だけでなくコンロでもオート調理をすることが出来ます。
アプリ(+Rレシピ)を使用することにより、レシピダウンロード→コンロに転送→調理→完了をお知らせというように料理を自動化することができます。



4つ同時に使えて時短になるよ。
リッセはグリル部分のみオート調理が出来ます。もちろんアプリも使用することが出来ます。
土鍋自動炊飯モードが使える


デリシアのみの機能で、土鍋を使った自動炊飯機能があります。
既存のコンロでは、専用の炊飯鍋のみで炊飯機能は使用できるものでしたが、専用土鍋も使用できるようになりました。


ステンレスごとくを選べる


デリシアは、ごとくにステンレス素材の製品があります。
ホーローごとくタイプも選べますが、耐久性、光沢など考慮し、長く使うものなのでステンレスごとくをおすすめします。



値段も変わらないのでお好きな方をどうぞ。
電池式(3V)と電源式(100V)を選べる


デリシアには、電池式(3V)と電源式(100V)の2つのタイプがあります。
電源式はコンセントから電源をとって、使用するため天板に明るく見やすい液晶を搭載しています。
機能は電池式のものと変わらないため、「見やすい液晶が良い!」という方は電源式も選ぶことができます。
高火力(4500kcal)のデリシアグリレも
デリシアにはデリシアグリレという火力の強さやグリル調理に特化したモデルもあります。
ココットのダッチオーブンが使用でき、本格的な料理を作ることができます。
中華料理など高火力を必要とする料理が可能です。



火力にこだわる方には大好評です。
デリシアグリレでは、ザ・ココットは使用できません。代わりにココット(別売)が使用できます。
リッセの機能


リッセとデリシアの違いは以下の通りです。
リッセはオート調理がグリル部分のみ
デリシアと違いリッセはコンロ部分でのオート調理ができません。
グリル部分では、アプリを使用して同じように調理が出来ますが、調理メニューは少ないです。
同時に複数個所のオート調理を使いたい場合は、デリシアでないとできません。
リッセはココットプレートのみ使える
リッセではデリシアで使えるザ・ココット、デリシアグリレで使えるココットが使えません。



ココットプレートはどちらでも使用できます。
以下、対応表です。
ココットプレート | ザ・ココット | ザ・ココットラウンド | トースト・ピザプレート | ココット | ココットダッチオーブン | |
リッセ | 〇 付属 | ✖ | ✖ | 〇 オプション | ✖ | ✖ |
デリシア | 〇 付属 | 〇 付属(選択) | 〇 付属(選択) | 〇 | ✖ | ✖ |
デリシアグリレ | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ クッキングプレートが付属 | 〇 ※要固定枠 | 〇 付属 |
価格が抑えられる


リッセはデリシア程の機能は必要なく、価格を抑えたい方に、おすすめできるビルトインコンロです。



リッセはちょうどいいコンロ。
リッセのおすすめポイントについてはこちらで解説しています。
デリシア・リッセはこんな方におすすめ


- 鍋なし検知機能が欲しい方
- ザ・ココットを使用したい方
- コンロのオート調理を使いたい方
- 天板に見やすい液晶が欲しい方
- 最高級のコンロを使用したい方
- 性能の良いコンロを使いたい方
- 機能は必要なものだけで良い方
- アプリのオート調理を使いたいけれど価格を抑えたい方
自分に合ったガスコンロを、選んで使用してください。